こんにちは。
ピタッと採用.comの山崎 嵩幸(やまざき たかゆき)です。
最近は減ってきたと
思いたいのですが、
横柄な面接官の会社って
昔はけっこうありました。
というか、そういう面接を
されたことも何度かありました。
例えばこんな風に……。
目次
時間通り来ているのに……
2回ほど、ひどい面接に
出会ったことがあります。
これは1社目の話です。
10分前には受付に話を通して
待っていた面接。
午後の13時。
さぁ約束の時間です。
応接室に通されて、
今か今かと待ち構えていても
面接官は一向にきません。
無言で静まり返った応接室は、
時計の音だけが
カチッ……カチッと鳴り続け、
妙な緊張感がありました。
壁の時計は13時10分を指し、
13時15分を指し、
13時20分を超え……。
面接官の中年男性が現れたのは
13時25分。
「あぁどもども。
遅くなってすまんね」
言葉では謝っていますが、
悪びれている態度ではありません。
むしろ応募者を
馬鹿にしているような……。
そんな雰囲気も感じられました。
平気で遅刻してきて、
「仕方ないから面接してやる」
ぐらいの態度でした。
粗探しばかりしてくる
そしてこれは2社目の話。
別の会社の面接では、
こんなケースもありました。
「この趣味の欄に映画って
書いてあるけど、
例えばどんな映画が好きなの?」
そのとき言った答えは確か、
「パイレーツオブカリビアンが
好きです!」
当時、けっこう好きだった
映画だったのでそう答えました。
「ほかには?」
大した深掘りもせず、他の答えを
求めてきました。
他にどんな映画を答えたか
よく覚えていないんですが、
アニメ映画か何かのタイトルを
答えた覚えがあります。
そうしたら面接官からは
こう返ってきました。
「なんか趣味っていう割には浅いねえ。
良く考えずに書いてんじゃないの?」
『はい、確かにそうですよ!
そんな自慢できるような
趣味なんか無いから
そう書いているんでしょうが。
書道8段とか、
ボランティア活動毎週してたとか
そういう実績があるなら書きますよ!
無いから仕方なく
そう書いているんです。
わかりました?』
みたいなことをその時
言いたくなったんですが、
やめておいた覚えがあります。
その面接官からは、
他の答えも粗探しばかりされました。
言葉の揚げ足を取る
これも同じ2社目の面接官の話。
「運動神経には自信があります!
学生時代は陸上部でした。
今は就職活動のために
スポーツはしていませんが、
運動することには
常日頃から気をつけています」
これは先ほどの2社目の
こんな自己アピールもしました。
そうしたら、
その面接官から返ってきた言葉が、
「『常日頃』って
言葉の意味わかってる?
それって24時間、
ずっと四六時中って意味だよ?
ずっと考え続けてんの?
そんなの無理でしょ。
いい加減なこと
言わないほうがいいよ」
最初から相手を下に見ている
もちろんこの2社とも、
面接は不合格でした。
というより、今思えば
最初から受からせる気など
無かったのではないでしょうか。
明らかに応募者を
馬鹿にした対応でした。
突っ込みどころを見つけるために
マイナス面だけを突くような
終始そういう対応でした。
10年以上前の出来事なので、
当時は会社がまだ選ぶ側でした。
ただ、選ぶ側だからと言っても、
今考えてもさすがにひどいですね。
そんな会社は受からなくて
正解だったかもしれません。
受かっていたら社員として
ひどい目に遭っていたかも……。
選ぶ側と選ばれる側が逆転した
あれから時間が経ち、
人材不足が叫ばれる
世の中になりました。
テレビの電源を入れれば、
転職や人材サービスのCMが
とても多く流れています。
それだけ人が足りていない、
という証拠ですね。
だからこそ、企業側は
「ここで働きたい!」
と思ってもらえるようにする
必要があります。
そういった施策、
何かしていますか?
一つ言えることは、
「会社の体制を外部から見える化する」
という考え方があります。
会社を透明にしていって、
どんな会社なのかを
積極的に見せていきましょう。
良い会社なら
自然と選ばれますよ、
それだけでも。
今日の話のポイントおさらい
人材不足により、
会社側が選ばれる時代になりました。
「この会社に行きたい!」
と思ってもらえるようにするには
「会社の体制を外部から見える化」
しましょう。
使うツールは
会社のサイトやSNS、
動画などでもいいです。
今すぐには無理だとしても、
どんな会社なのかを
見えるようにしていきましょう。